『風』編集長 山根道公プロフィール

山根 道公(やまね・みちひろ)

 

〔現職〕ノートルダム清心女子大学キリスト教文化研究所教授

 

〔略歴〕1960年岡山県倉敷市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、立教大  学大学院修了後、明治大学、文教大学女子短期大学部等の非常勤講師を経て、1998年よりノートルダム清心女子大学キリスト教文化研究所に勤務、2012年より現職。文学博士。

 

「近代日本文学とキリスト教」を研究テーマに遠藤周作、八木重吉、宮沢賢治等に関する論文を発表。また、1986年より井上洋治神父が日本におけるキリスト教の文化内開花(インカルチュレーション)を目的に設立した「風(プネウマ)の家」の機関誌「風」(プネウマ)を編集・発行。同じ頃より日本キリスト教芸術センターの会員となり、遠藤周作が中心となって行われた勉強会に参加。遠藤周作の没後、刊行の始まった『遠藤周作文学全集』全15巻(新潮社1999.4-00.7)の編集に協力、全巻の解題及び年譜・著作目録を担当。また、2014年3月に帰天した井上洋治神父の遺稿を整理し年譜と解説・解題を付した『遺稿集「南無アッバ」の祈り』を含む『井上洋治著作選集』全10巻別巻(2015年-2019年、日本キリスト教団出版局)の編集・解題を担当する。

 

主著:『遠藤周作  その人生と「沈黙」の真実』(2005年、朝文社)により、2006年日本キリスト教文学会奨励賞を受賞。また、2010年、マザー・テレサ生誕100年の年に『遠藤周作『深い河』を読む マザー・テレサ、宮沢賢治と響きあう世界』を刊行。

 

共著:『遠藤周作を読む』(笠間書院)、『遠藤周作 挑発する作家』(至文堂)、『風のなかの想い―キリスト教の文化内開花の試み』(日本キリスト教団出版局)、『イーハトーヴからのいのちの言葉―宮沢賢治名言集』(角川書店)、『生命論への視座』(大明堂)、『私たちの人間論』(大学教育出版)、『異文化の中の日本文学』(弘学社)等。

 

編著:『遠藤周作文学全集』全15巻 (1999年-2000年、新潮社)、『井上洋治著作選集』全10巻別巻(2015年-2019年、日本キリスト教団出版局)、『遠藤周作事典』(2021年、鼎書房、遠藤周作学会編)

 

監修20069月、遠藤周作没後10年の記念として作家遠藤周作を育てた岡山出身の母・郁と周作との母子体験に焦点を当てた『落第坊主を愛した母』(海竜社)を監修、刊行。

 

活動:風編集室主催により、1994年から「遠藤文学とキリスト教」をテーマに講座を行い、2010年からは井上洋治神父の「風の家」運動を引き継ぎ、「南無アッバの集い・聖書の学び」をはじめる。

風の家に関連したウェブページ等のご紹介

*平田栄一さんのブログ(平田さんの講座等のお知らせはこちら) 

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*若松英輔さんのホームページ→http://www.yomutokaku.jp/

*山本芳久さんのTwitterページ→https://twitter.com/201yos1