お知らせ

【10月スタート!】秋からの「風の家」月曜講座


 遠藤周作は、井上洋治神父の最初の著書『日本とイエスの顔』が刊行された時、次のように語っています。

 

「自らの作品のなかにあるものは―自分にはそれが書かざるをえない気持がありながら―神学者や司祭に裏うちされない寂しさをいつも抱いてきたのである。そんな私にとって、井上神父の「日本とイエスの顔」は大きな慰めとなる。強い支えとなる。…少なくとも私は自分の「沈黙」や「死海のほとり」「イエスの生涯」の裏づけとなる神学的理論をこの本の随所に見出すことができるのだ。彼と私とが登ってきた路は神学と文学という路であったがあの仏蘭西に向う船の四等船室ではじめて顔をあわせてから二十数年、相似たもの、相交わるものをいつの間にか持てたような気がするのだ。」

 

こうした遠藤作品と井上神父の著作との関係は、井上神父の『日本とイエスの顔』以後の著作についてもいえることで、そうした著作を取り上げ、遠藤作品とその裏づけるとなる井上神父のキリスト教思想・神学の思索の源泉をめぐって、東西の多様な思想も幅広く紹介しながら、両者の相交わるものを探り、さらに現代日本において私たちがそれをどのように受けとり、生かしていくことができるか、語り合います。

 

会場…幼きイエス会9階 

時間19時~20時半

講師…「風の家」出身の4人の講師のうち2ないしは3名が担当します。

日程とテーマ…第1回、第2回、以下のように決定。

3回以降の講師・内容は、決定次第、お知らせいたします。

 

1.10/9  遠藤周作『沈黙』と井上洋治『日本とイエスの顔』(『井上洋治著作選集1』)…山根道公・山本芳久・若松英輔

 ・両作品の根底にある、日本人の心の琴線に触れるキリスト教の在り方を求めて渉猟した東西の思想に注目します。

 

2.11/13 遠藤周作『イエスの生涯』と井上洋治『わが師イエスの生涯』(『井上洋治著作選集4』)…若松英輔・伊藤幸史・山本芳久

・若松英輔著『イエス伝』も取り上げ、現代日本において〈イエス 伝〉を読む意味を考えます。

 

3.12/11 遠藤周作「作家の日記」「ルーアンの丘」と井上洋治『余白の旅』(『井上洋治著作選集2』)

 

4.1/15 遠藤周作『キリストの誕生』と井上洋治『キリストを運んだ男』(『井上洋治著作選集3』)

 

5.2/12 遠藤周作『深い河』と井上洋治『遺稿集「南無アッバ」の祈り』(『井上洋治著作選集5』)

《山根道公編集長・遠藤文学講座》7月の予定

テーマ:映画『沈黙』と原作『沈黙』――『その前日』『雲仙』等短篇に触れて


 

日時:7月9日(日)15:30~17:00

場所:幼きイエス会修道院

講師:山根道公

受講料:1000円(学生半額)

内容:遠藤周作が『沈黙』に込めたテーマを同時期に書かれた『その前日』、『雲仙』等の短編と関連させて読み解き、スコセッシ監督の映画『沈黙』がそうしたテーマをどのように描き、深めているかを解説し、それがわたしたちの心に何を訴えてくるのかを考えます。

若松英輔・山根道公 連続対談シリーズのお知らせ

4710日(月)『深い河』からフランクルへ―人生の次元を生きる


       時間…午後7時~8時半 

       場所…幼きイエス会9階ホール 

       参加費1000円(学生半額

 ※テーマ等変更されることがあります。変更等の詳細は、風編集室HPでご確認ください。

 

*編集長から*

『深い河』は、余命が長くないことを自覚した遠藤氏が「あの中に書きたいことは全部書きつくした」と語る晩年の遺言的著作です。そのために、遠藤氏が『沈黙』以降も追い求めてきた生涯の重要なテーマが『深い河』に総決算として込められた遠藤文学の集大成となっています。そこには、主人公大津のモデルでもある井上神父の思想や生き様も投影されており、井上神父の霊性を自分の遺言として伝えようとする遠藤氏の姿勢から、〈日本とキリスト教〉という同じ課題を共に担い、歩み続けた二人の姿を鮮明に感じ取ることができます。

そこで、若松英輔・山根道公連続対談では、今後数回にわたって『沈黙』のテーマともつながる『深い河』に描かれたテーマを毎回一つずつ取り上げていきます。さらに、『深い河』をめぐって語る際、遠藤氏が現代社会に対して遺言として残したメッセージと共鳴する宮沢賢治、マザーテレサ、ガンジー、フランクルなどの霊性にも広げながら、遠藤氏の問いかけを受けとめ、皆さんと共に考えていきたいと思います。

 

山根道公ラジオ出演《キリスト教放送局 日本FEBC・特別番組・遠藤周作『沈黙』の真実》


【前編】「背信者ー聖なる連帯に与りし者」

出演:山根道公(ノートルダム清心女子大学教授)

 

日時:331日からインターネット先行放送開始(ラジオでは5/27土曜日夜10:04から放送)

 

 

【後編】「殉教と棄教―泥沼の中に立ち給いし神との出会い」 

出演:片山はるひ(上智大学神学部教授、ノートルダム・ド・ヴィ会員)

 

日時:421日からインターネット放送開始予定

 

公式サイト:http://cruz.febcjp.com/

 

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伊藤幸史神父の「風の家」のミサ

 

日時20174月から20182月まで毎月第2土曜日1400~(但し7月、8月、9月は暑いので1600~)

場所…幼きイエス会・聖堂